名称及び製剤 |
治療に関する項目 |
使用上の注意に関する項目 |
作用機序と体内動態 |
化学構造及び物性 |
硫酸アトロピン |
〔効〕診断・治療を目的とする散瞳と調節麻ひ.
〔用〕(外)液:1回1〜2滴を1日1〜3回.軟膏:1日1〜3回適量を塗布.
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〔禁〕眼圧上昇素因.
〔慎〕小児.
〔相〕三環系抗うつ薬,フェノチアジン系薬,抗ヒスタミン薬との併用で本剤の作用増強.
〔副〕アレルギー性結膜炎,眼瞼結膜炎,続発性緑内障,眼圧上昇,血圧上昇,心悸亢進,幻覚,けいれん,興奮,悪心・嘔吐,口渇,便秘,顔面潮紅,頭痛,発熱.
〔貯〕遮光.
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〔作用機序〕
抗コリン薬.瞳孔括約筋を弛緩して散瞳.毛様体筋を弛緩して調節麻ひ.散瞳は30〜40分後に発現,約10日間持続,調節麻ひは数時間後に始まり,7〜10日間持続.軟膏剤は薬物が急速に涙道から鼻腔に流入しないので,全身症状発現のおそれが少ない.
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mw:694.84
mp:188〜194℃(分解)
★無色の結晶又は白色の結晶性粉末.においはない.
★極めて溶けやすい.
★天然にはl-ヒヨスチアミンとして存在.
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atropine sulfate
(日本点眼)
―点眼液:1%
リュウアト
Ryuato
(参天)
―眼軟膏:1%
ミニムス
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塩酸シクロペントラート |
〔効〕診断・治療を目的とする散瞳と調節麻ひ.
〔用〕(外)1日1回1滴5〜10分後更に1滴.
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〔禁〕眼圧上昇素因.
〔慎〕小児.
〔副〕過敏症,眼圧上昇,点眼直後の熱感,一過性の結膜充血,頻脈,一過性の幻覚,運動失調,情動錯乱,口渇,顔面潮紅.
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〔作用機序〕
抗コリン薬.末梢性の抗ムスカリン作用を有する.硫酸アトロピンに比べて散瞳・調節麻ひ効果ともに発現は速やかで,短時間(24時間以内)で正常に復す.
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mw:327.85
mp:135〜138℃
★白色の結晶性の粉末で,放置すると特異なにおいを発する.
★極めて溶けやすい.
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cyclopentolate HCl
サイクロジル
Cyclogyl
(アルコン)
サイプレジン
Cyplegin
(参天)
―点眼液:1%
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トロピカミド |
〔効〕診断・治療を目的とする散瞳と調節麻ひ.
〔用〕(外)散瞳:1回1〜2滴,1日1回.調節麻ひ:3〜5分おきに2〜3回,1回1滴.
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〔禁〕眼圧上昇素因.
〔慎〕小児.
〔副〕過敏症.眼圧上昇.
〔小児〕全身性の副作用が起こりやすいので,必要に応じて希釈する.特に未熟児で徐脈,無呼吸.
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〔作用機序〕
抗コリン薬.末梢性の抗ムスカリン作用を有する.硫酸アトロピンに比べて散瞳・調節麻ひ効果ともに発現は速やかで,短時間(24時間以内)で正常に復す.
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mw:284.36
mp:96〜99℃
★白色結晶性の粉末で,においはなく,味は苦い.
★溶けにくい.
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tropicamide
サンドール
Sandol
(日本点眼)
ミドリンM
Mydrin-M
(参天)
―点眼液:0.4%
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塩酸フェニレフリン |
〔効〕診断・治療を目的とする散瞳.
〔用〕(外)1回1〜2滴点眼.
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〔禁〕眼圧上昇素因.
〔慎〕小児,高血圧症,動脈硬化症,心疾患,糖尿病,甲状腺機能亢進症.
〔相〕MAO阻害薬,三環系抗うつ薬治療中に急激な血圧上昇.
〔副〕〔重大な副作用〕ショック. 〔その他の副作用〕眼圧上昇,血圧上昇,眼瞼発赤・腫脹・そう痒感.
〔小児〕全身性の副作用が起こりやすいので,必要に応じて希釈する.特に未熟児で徐脈,無呼吸.
〔貯〕遮光.
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〔作用機序〕
交感神経末梢(α受容体)刺激による瞳孔散大筋収縮作用で散瞳.効果は迅速,通常5〜6時間で正常に復す.
〔体内動態〕
主な代謝物:グリコール体, カルボン酸
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mw:203.67
mp:140〜145℃
★白色の結晶又は結晶性の粉末で,においはなく,味は苦い.
[α]20D:-42.0〜-47.5°(水)
★極めて溶けやすい.
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phenylephrine HCl
ネオシネジン
Neosynesin
(興和)
―点眼液:5%
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オフミック
Ophmic
(わかもと)
ミドリンP
Mydrin-P
(参天)
―点眼液:トロピカミド0.5% 塩酸フェニレフリン0.5% |
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〔禁〕眼圧上昇素因.
〔慎〕小児,高血圧症,動脈硬化症,心疾患,糖尿病,甲状腺機能亢進症.
〔相〕MAO阻害薬,三環系抗うつ薬治療中に急激な血圧上昇.
〔副〕〔重大な副作用〕ショック→中止. 〔その他の副作用〕眼瞼の発赤・腫脹・そう痒感,眼圧上昇,口渇,顔面潮紅,頻脈,血圧上昇.
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