名称及び製剤 |
治療に関する項目 |
使用上の注意に関する項目 |
作用機序と体内動態 |
化学構造及び物性 |
ジアスターゼ |
〔効〕炭水化物の消化異常症状の改善.
〔用〕(内)1日0.9g〜1.5gを食後3回に分服.
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〔禁〕本剤過敏歴.
〔副〕発疹→中止.
〔貯〕防湿.
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〔作用機序〕
α,βアミラーゼを含み,デンプンを麦芽糖,低級デキストリンにまで消化する消化酵素.至適pHは弱酸性.植物性アミラーゼ.
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★淡黄色〜淡褐色の粉末で,特異なにおいがあり,吸湿性.
★麦芽,かび,細菌の生産する植物性アミラーゼ.
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diastase
―末
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パンクレアチン |
〔効〕消化異常症状の改善.
〔用〕(内)1日3gを食後3回に分服.
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〔禁〕本剤過敏歴,ウシ・ブタたん白質過敏歴.
〔副〕くしゃみ,流涙,皮膚発赤→中止.
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〔作用機序〕
主としてブタの膵臓から製した多種類の消化酵素であり,アミラーゼ(デンプン消化),トリプシン(たん白消化),リパーゼ(脂肪消化)を含み,消化活性を示す.至適pHは中性〜弱アルカリ性.
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★白色〜淡黄色の粉末で,特異なにおいがあり,吸湿性.
★主としてブタの膵臓から製する.
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pancreatin
―末
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配合剤
アクチム
Aczym
(三共)
―カプセル:1カプセル中
タカヂアスターゼN 100mg
セルラーゼAP 20mg
リパーゼMY 50mg
パンクレアチン 100mg
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〔効〕消化異常症状の改善.
〔用〕(内)1日3カプセルを食直後3回に分服.
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〔禁〕本剤の成分に対し過敏症,ウシ・ブタたん白質過敏歴.
〔副〕(パンクレアチンによる)くしゃみ,流涙,皮膚発赤,発疹→中止.
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〔作用機序〕
タカジアスターゼ:Aspergillus nigerの糸状菌から得られる酵素を精製したもの.アミラーゼ,セルラーゼ,マルターゼなどの作用,トリプシン,エレプシン,リパーゼなどの作用を有する.
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★灰黄色の顆粒と淡黄褐色の顆粒の混合物を充填したカプセル剤.
★主にブタの膵臓から製した酵素粉末(プロテアーゼ, α-アミラーゼ, トリプシン, キモトリプシン, カルボキシペプチダーゼ, リパーゼ,
リボヌクレアーゼなど).
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配合剤
エクセラーゼ
Excelase
(明治)
―顆粒:0.4g中
サナクターゼ 50mg
プロクターゼ 100mg
オリパーゼ2S 20mg
メイセラーゼ 50mg
膵臓性消化酵素TA 100mg
―錠・カプセル:1錠(1カプセル)中同上
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〔効〕消化異常症状の改善.
〔用〕(内)1日1.2g又は3個を食直後3回に分服.
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〔禁〕本剤の成分に対し過敏症,ウシ・ブタたん白質過敏歴.
〔副〕くしゃみ,流涙,皮膚発赤,発疹→中止.食欲不振,胃部膨満感,悪心,下痢.
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〔作用機序〕
サナクターゼ:Aspergillus nigerの新株から得たもので,耐酸性アミラーゼ,α-アミラーゼ,糖化アミラーゼ,耐酸性プロテアーゼ,リパーゼ,セルラーゼを含有する.
プロクターゼ:Aspergillus niger
var. macrosporusの産生するたん白質分解酵素で,異なる2種の耐酸性プロテアーゼよりなる.
オリパーゼ2S:脂肪分解
メイセラーゼ:植物繊維素分解
膵臓性消化酵素TA:デンプン,たん白質,脂肪分解
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★淡黄褐色の粉末と淡黄褐色の顆粒(腸溶性)の混合物を充填したカプセル剤.
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配合剤
コンビチーム
Combizym
(マルホ)
―錠:1錠中
膵臓性酵素 220mg, アスペルギルス・オリゼ産生酵素 120mg |
〔効〕消化異常症状の改善.
〔用〕(内)1日3〜9錠を食後3回に分服.
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〔禁〕本剤の成分に対し過敏症,ウシ・ブタたん白質過敏歴.
〔副〕くしゃみ,流涙,皮膚発赤→中止.腹部膨満感の増強,口腔内異臭の増強.
〔貯〕防湿.
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★白色の糖衣錠. |
配合剤
セブンイー・P
Seven E・P
(科研)
―カプセル:1カプセル中
モルシン 40mg
ニューラーゼ 30mg
ビオジアスターゼ2000 20mg
オリパーゼ4S 50mg セルラーゼAP3 15mg
プロナーゼ5mg
膵臓性消化酵素TA 100mg |
〔効〕消化異常症状の改善.
〔用〕(内)1日3個を食直後3回に分服.
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〔禁〕本剤の成分に対し過敏症,ウシ・ブタたん白過敏歴.
〔副〕(パンクレアチンによる)くしゃみ,流涙,皮膚発赤→中止.
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〔作用機序〕
デンプン,たん白質,脂肪及び繊維素を分解する7種類の酵素が配合されており,これらの協力作用によって各種消化機能障害並びにこれらの随伴症状を改善する,特に脂肪消化力が優れている.
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★胃溶性の淡灰黄色〜淡黄褐色粉末と淡黄褐色の腸溶性顆粒性の混合物を充填したカプセル剤.
★カプセル内容物はわずかに特異なにおい,味がある. |
配合剤
ベリチーム
Berizym
(シオノギ)
―顆粒:0.4g中
濃厚膵臓性消化酵素 125mg
細菌性脂肪分解酵素 25mg
アスペルギルス産生消化酵素 30mg
線維素分解酵素 15mg
―カプセル:1個は顆粒0.4g |
〔効〕消化異常症状の改善.
〔用〕(内)1日3〜6個,顆粒1.2〜3gを食後3回に分服.
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〔禁〕本剤の成分に対し過敏症,ウシ・ブタたん白質過敏歴.
〔副〕(パンクレアチンによる)くしゃみ,流涙,皮膚発赤→中止.
〔貯〕防湿.
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〔作用機序〕
腸溶性部分の濃原膵臓性消化酵素と胃溶性部分のアスペルギルス産生消化酵素,細菌性脂肪分解酵素,繊維素分解酵素からなる.食事中の脂肪,たん白質,デンプン,繊維素を分解してその消化・吸収を促進する.
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★胃溶性顆粒,腸溶性顆粒.
★淡黄色及び淡黄白色の顆粒の混合物(胃溶性顆粒,腸溶性顆粒),味,においは特異的である. |