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抗リウマチ薬


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名称及び製剤 治療に関する項目 使用上の注意に関する項目 作用機序と体内動態 化学構造及び物性
アクタリット

〔効〕慢性関節リウマチ.

〔用〕通常,他の消炎・鎮痛剤等とともに1日300mgを3回に分服.

〔禁〕妊婦又は妊娠している可能性のある婦人,授乳婦.

〔慎〕腎障害又は既往歴,肝障害,消化性潰瘍又はその既往歴.

〔副〕〔重大な副作用〕ネフロ―ゼ症候群,間質性肺炎. 〔重大な副作用(類薬)〕急性腎不全,無顆粒球症,再生不良性貧血,肺線維症,天疱瘡様症状. 〔その他の副作用〕消化器症状,たん白尿,BUN,クレアチニン,尿中NAGの上昇→中止.GOT・GPT・Al-Pの上昇,白血球減少,顆粒球減少,そう痒感,発疹,湿疹,頭痛,眩暈,傾眠,しびれ感,浮腫,発熱,倦怠感,動悸,視力異常,複視,耳鳴,血小板減少,ネフローゼ症候群.

〔妊〕投与しない.

〔乳〕投与しない.

〔高齢〕腎機能が低下している場合,高い血中濃度が持続するおそれあり.

〔小児〕安全性は未確立.

〔作用機序〕
胸腺からのサプレッサーTリンパ球の分化誘導,インターロイキン-2産生増強によるTリンパ球増加及び,活性化したTリンパ球による抑制性因子の産生という免疫応答反応により効果を発現する.

〔体内動態〕
空腹時
Cmax:2.1μg/mL,
Tmax:1.5hr(100mg p.o.)
t1/2:1.1hr
食後
Cmax:2.2μg/mL,
Tmax:1.9hr(100mg p.o.)
t1/2:52min
血漿たん白結合率:17〜20%
尿中排泄率:約100%(p.o., 24hr)
主な代謝物:代謝されない.

mw:193.20
mp:164〜177℃
★白色の結晶又は結晶性の粉末で,においはなく,味はわずかに酸味がある.
pKa:3.94
★溶けにくい.
油水分配係数:
 2.70(n-オクタノール/pH2)
 0.04(n-オクタノール/pH6)

actarit
オークル
Orcl
(日本新薬)
モーバー
Mover
(三菱化学-日研化学)
―錠(フィルムコーティング):100mg

◆使用上の注意改定指示
H14/02/13

オーラノフィン

〔効〕慢性関節リウマチ(非ステロイド性抗炎症剤で効果不十分なもの).

〔用〕(内)1日6mgを朝・夕食後の2回に分服,1日6mgまで.

〔禁〕金製剤による重篤な副作用歴,腎・肝・血液障害,重篤な下痢・消化性潰瘍,妊婦・妊娠の可能性,小児.

〔慎〕金製剤による副作用歴,重篤な消化器・腎・肝・血液障害,薬物過敏歴,蕁麻疹,乾癬など慢性皮疹,炎症性腸疾患.

〔相〕(1)抗マラリア剤,免疫抑制剤,ピラゾロン系薬剤などの血液障害を起こす薬剤及びキレート剤(ペニシラミン)との併用は避る. (2)ワルファリンとの併用は注意. (3)フェニトインの血中濃度を上昇(外国).

〔副〕〔重大な副作用〕再生不良性貧血,赤芽球癆,白血球減少,急性腎不全,ネフロ―ゼ症候群. 〔その他の副作用〕発疹,そう痒感,口内炎,舌炎,脱毛,結膜炎,蕁麻疹,紅斑,光線過敏症,下痢・軟便,胃痛,腹痛,消化不良,悪心,嘔吐,食欲不振,腹部膨満,下血,胃潰瘍,便秘,口渇,貧血,血小板減少,BUN上昇,たん白尿,血尿,GOT・GPT・Al-Pの上昇,間質性肺炎,浮腫,体重減少,味覚異常,発熱,動悸,脱力感,鼻出血,頭痛,耳鳴,眩暈,IgA低下, 外国での報告:歯肉炎,消化管出血,好中球減少,嚥下困難,潰瘍性大腸炎,無顆粒球症,黄疸,末梢神経障害.

〔妊〕投与しない.

〔乳〕授乳しない.

〔作用機序〕
作用機序は不明である.自己免疫疾患における自己抗体の産生及び血中IgGの増加を抑制して,免疫応答性を調節すると考えられている.

〔体内動態〕
Tmax:2hr(6mg p.o.)
t1/2:約17day
F:15〜25%
Vd:0.045L/kg
CL:0.025mL/min/kg
血漿たん白結合率:60%
治療域血漿中濃度:0.5〜0.7μg/mL
尿中排泄率:15%

mw:678.48(金含量:29.0%)
mp:113〜116℃
★白色の結晶性の粉末で,においはない.
[α]20D:-52.0〜-62.0°(メタノール)
★ほとんど溶けない.

auranofin
リドーラ
Ridaura
(スミスクライン・ビーチャム)
―錠(劇):3mg

◆使用上の注意改定指示
H13/02/14

金チオリンゴ酸ナトリウム(局)

〔効〕慢性関節リウマチ.

〔用〕(注)1回10mgから増量,毎週もしくは隔週に1回筋注.

〔禁〕腎・肝・血液障害,心不全,潰瘍性大腸炎,放射線療法後まもない患者,金製剤による重篤な副作用歴,キレート剤投与中,妊婦.

〔慎〕金製剤による副作用歴,慢性皮疹(蕁麻疹,乾癬など),薬物過敏歴,肝・腎疾患の既往歴,小児,高齢者.

〔相〕抗マラリア剤,免疫抑制剤,ピラゾロン系薬などの血液障害を起こす薬,キレート剤(D-ペニシラミン)との併用は避ける.

〔副〕〔重大な副作用〕剥脱性皮膚炎,Stevens-Johnson症候群,再生不良性貧血,血小板減少,白血球減少,無顆粒球症,ネフローゼ症候群,間質性肺炎,肺線維症,気管支炎,気管支喘息発作の増悪,大腸炎(劇症),角膜潰瘍,網膜出血,ギラン・バレー症候群様の多発性神経炎,ミオパチー. 〔その他の副作用〕副作用発現時→減量・休薬・中止,そう痒感,皮疹,皮膚炎,脱毛,口内炎,舌炎,色素沈着,結節性紅斑,たん白尿,血尿,腎炎,GOT・GPT・Al-P上昇,黄疸,食欲不振,悪心・嘔吐,上腹部痛,消化管出血,下痢,結膜炎,角膜金沈着症,注射直後に顔面潮紅,眩暈,たちくらみ,霧視,発汗,悪心,嘔吐,衰弱感,重症時には失神,脈拍減少,舌の肥厚,呼吸困難,浮腫,しびれ感,関節炎の増悪,多発性神経炎.

〔妊〕投与しない.

〔貯〕遮光.

〔作用機序〕
作用機序は不明である.マクロファージや多核白血球の貧食能を抑制して,免疫応答系を調節すると考えられている.

〔体内動態〕
Cax:6μg/mL,
Tmax:1〜3hr(50mg i.m.)
血漿たん白結合率:95%

(C4H3AuNa2O4SとC4H4AuNaO4Sの混合物)
mw:390.08, 368,10(金含量:48%)
★白〜淡黄色の粉末又は粒で,においはない.金属味.
★極めて溶けやすい.
★光で変化する.

sodium aurothiomalate
シオゾール
Shiosol
(シオノギ)
―注(劇):1mL中10mg, 25mg, 50mg
pH:6.0〜7.0
浸透圧比(生理食塩液対比):(10mg, 25mg注)約1, (50mg注)約1.5

サラゾスルファピリジン(局)

〔効〕慢性関節リウマチ(抗炎症薬で効果不十分な場合).

〔用〕1日2〜4g, 4〜6回に分服.症状により初め1日8g,3週間以降は次第に減量し1日1.5〜2g.
成人1日1g1日2回(朝,夕食後)

〔禁〕サルファ剤又はサリチル酸製剤に対し過敏症の既往歴のある患者,新生児,未熟児.

〔慎〕血液障害のある患者.肝障害のある患者.腎障害のある患者.気管支喘息のある患者.急性間歇性ポルフィリン症のある患者.グルコース-6-リン酸脱水素酵素欠乏患者,妊婦または妊娠している可能性のある婦人,授乳婦.他の薬物に対し過敏症の既往歴のある患者.高齢者.

〔相〕(1)スルホニルアミド系及びスルホニルウレア系経口糖尿病用剤,クマリン系抗凝血剤の作用を増強. (2)葉酸の吸収低下. (3)ジゴキシンの吸収低下.

〔副〕〔重大な副作用〕再生不良性貧血,汎血球減少症,無顆粒球症,皮膚粘膜眼症候群,中毒性表皮壊死症,間質性肺炎,伝染性単核球症様症状.急性腎不全. 〔重大な副作用(外国)〕無菌性髄膜炎,線維性肺胞炎. 〔その他の副作用〕紅皮症型薬疹,PIE症候群.SLE様症状, 白血球減少・顆粒球減少・血小板減少症・グロブリン減少・異型リンパ球出現・溶血性貧血・赤血球減少・大赤血球症→中止 ,肝障害,血清GOT・GPTの上昇→中止,腎結石,腫脹,浮腫,糖尿,たん白尿,BUNの上昇→中止,脱毛,胃痛,嘔気,嘔吐,胃不快感,食欲不振,下痢,胸やけ,口内炎,口唇炎,舌炎,膵炎,頭痛,味覚障害,眩暈,耳鳴,末梢神経炎,うとうと状態,発熱,倦怠感,胸痛,筋肉痛,心悸亢進.

〔妊〕〔乳〕投与しないことが望ましい.

〔高齢〕少量(0.5g)から投与する等患者の状態を観察しながら慎重に投与すること.

〔作用機序〕
作用機序は不明である.T細胞及びマクロファージからのサイトカイン産生の抑制作用を介して抗リウマチ作用を現すものと考えられる.

〔体内動態〕
Cmax:9.4μg/mL(空腹時)
 4.3μg/mL(食後)
Tmax:5〜6hr(空腹時)
 7〜8hr(食後)
t1/2:4hr
血漿たん白結合率:99%以上
CL:腎クリアランス
 6.69mL/min(空腹時)
 10.03mL/min(食後)
尿中排泄率:5.61%(空腹時)
 3.79%(食後)

mw:398.40
mp:240〜249℃
★黄色〜黄褐色の微細な粉末,無臭.
★ほとんど溶けない.

salazosulfapyridine
アザルフィジンEN錠
Azulfidine EN Tablets
(ファルマシア・アップジョン-参天)
―錠:500mg
―腸溶錠
ブシラミン

〔効〕慢性関節リウマチ.

〔用〕(内)1日300mgを3回食後に分服.奏効後は1日100〜300mgの範囲で投与,1日300mgまで.

〔禁〕血液・腎障害.

〔慎〕血液・腎障害既往歴,肝障害.

〔相〕金注射剤との併用により副作用の増強・効果の減弱.

〔副〕〔重大な副作用〕顆粒球減少,間質性肺炎,肺線維症→中止,ネフロ―ゼ症候群,急性腎不全,汎血球減少,過敏性血管炎,皮膚粘膜眼症候群,中毒性表皮壊死症. 〔その他の副作用〕貧血,類似薬D-ペニシラミンで毛細血管脆弱,血栓性静脈炎,蛋白尿,腎機能異常→中止,皮疹,そう痒感,発熱,口内炎,好酸球増加→減量・中止,食欲不振,悪心・嘔吐,下痢,便秘,胃痛→減量・中止,トランスアミナーゼ値の上昇→中止,味覚異常→減量・中止,頭痛,眠気→減量・中止,脱毛,手指末端のしびれ感,倦怠感,眼痛,黄色爪症候群.

〔乳〕投与しない又は授乳中止.

〔服薬指導〕咽頭痛,発熱,紫斑などの出現は速やかに医師へ.

〔作用機序〕
作用機序は不明である.サプレッサーT細胞の機能改善を介して,免疫系を調節する作用があると考えられている.

〔体内動態〕
Cmax:314ng/mL,
Tmax:1hr(200mg p.o.)
t1/2:1.0hr
血漿たん白結合率:51〜68%

mw:223.32
mp:139〜140℃
★白色の結晶又は結晶性の粉末・わずかに特異なにおいがあり,酸味がある.
[α]25D:+34.8°(エタノール)
pKa:2.91, 8.15, 9.80
★やや溶けにくい.

bucillamine
リマチル
Rimatil
(参天)
―錠(劇):50mg, 100mg

◆使用上の注意改定指示
H13/01/12
H14/01/09

ペニシラミン

〔効〕(1)慢性関節リウマチ. (2)ウィルソン病(肝レンズ核変性症).

〔用〕(内)(1)慢性関節リウマチ:1日100〜300mgを1〜3回食間空腹時に分服, 1日600mgまで, 初期1日100mg, 4週間以上の間隔をおいて100mgずつ漸増. (2)ウィルソン病:1日1000mgを食前空腹時に1〜数回に分服,1日600〜1400mgの範囲で増減.

警告:無顆粒球症などの重篤な血液障害が起こることがある.

〔禁〕<慢性関節リウマチ>血液・腎障害,SLE,結合組織代謝障害のある成長期小児,金剤投与中,妊婦・その可能性.高齢者,手術直後,骨髄機能低下,全身状態悪化,授乳婦. <ウィルソン病>金剤投与中.血液・腎障害,SLE,結合組織代謝障害のある成長期小児,妊婦・その可能性,授乳婦.

〔慎〕血液・腎障害既往歴,肝障害,ペニシリン系薬過敏歴,免疫抑制剤投与中.

〔相〕併用禁忌:金剤で効果減弱・副作用増強. 併用注意:(1)免疫抑制剤で副作用増強. (2)鉄剤で効果減弱.

〔副〕〔重大な副作用〕間質性肺炎,白血球減少症,無顆粒球症,顆粒球減少症,好酸球増多症,血小板減少症,再生不良性貧血,低色素性貧血,溶血性貧血,血栓性静脈炎,ネフロ―ゼ症候群,SLE様症状,天疱瘡様症状,味覚の異常・脱失,視神経炎,多発性筋炎,重症筋無力症,グッドパスチュア症候群,肺胞炎,汎血球減少,PIE症候群,胆汁うっ滞性肝炎. 〔その他の副作用〕IgA低下→中止,毛細血管脆弱,腎炎→中止,皮疹,痒疹,そう痒感,発熱,浮腫,口内炎→減量・中止,紫斑,脱毛→中止,白内障→中止,黄疸,肝障害,頭痛,耳鳴,眩暈,知覚障害,昏迷,けいれん,神経炎→減量・中止,悪心・嘔吐,食欲不振,消化不良,下痢,便秘,口角炎,消化性潰瘍,膵炎→減量・中止,ビタミンB6欠乏症→ビタミンB6の併用が望ましい,咽頭痛,筋不全麻ひ,創傷治癒障害,穿孔性弾力線維症,乳房肥大,関節痛,筋肉痛.

〔妊〕投与しない.

〔乳〕投与しない,授乳中止.

〔作用機序〕
作用機序は不明である.T-りんぱ球を介して,細胞性免疫系に作用し,免疫応答系を調節する作用があると考えられている.

mw:149.21
mp:198.5℃
★白色の結晶性の粉末,わずかに特異なにおい.味は初めやや甘く後不快な味.
[α]20D:-61.5〜-64.5°
pKa:7.8, 10.5
★溶けやすい.

penicillamine
メタルカプターゼ
Metalcaptase
(大正)
―カプセル:50mg, 100mg, 200mg

メトトレキサート

〔効〕慢性関節リウマチ(非ステロイド性抗炎症剤及び他の抗リウマチ剤により十分な効果の得られない場合のみに限る).

〔用〕2mgを12時間間隔で3回投与し,5日間休薬する(6mg/週).これを1週間単位で繰り返す.増量する場合は1週8mgまで.

警告:1.重篤な副作用により,致命的な経過をたどることがあるので,緊急時に十分な処置のできる医療施設及び本剤について十分な知識とリウマチ治療の経験を持つ医師が使用すること. 2.患者に対して本剤の危険性や本剤の投与が長期間にわたることを十分説明した後,患者が理解したことを確認したうえで投与を開始すること. 3.副作用の発現の可能性について患者に十分理解させ,発熱,咳嗽・呼吸困難等の呼吸器症状,口内炎,倦怠感症状が認められた場合には直ちに連絡するよう注意を与える. 4.使用が長期間にわたると,副作用が強く現れ,遷延性に推移することがあるので投与は慎重に行う.

〔禁〕妊婦又は妊娠の可能性.本剤成分に過敏症の既往歴.骨髄抑制,慢性肝疾患,腎障害,授乳婦,胸水・腹水等のある患者.

〔慎〕肺線維症の既往歴,感染症合併患者,非ステロイド性抗炎症剤投与中,水痘患者,アルコール常飲者.

〔相〕併用注意:サリチル酸等の非ステロイド性抗炎症剤,スルホンアミド系薬剤,テトラサイクリン,クロラムフェニコール,フェニトイン,バルビツール酸誘導体,スルファメトキサゾール・トリメトプリム,ピペラシリンナトリウムで本剤の副作用増強.ポルフィマーナトリウムで光線過敏症.

〔副〕〔重大な副作用〕ショック,アナフィラキシー様症状,骨髄抑制,劇症肝炎,肝不全,肝組織の壊死・線維化・硬変,急性腎不全,尿細管壊死,重症ネフロパチー,間質性肺炎,肺線維症,皮膚粘膜眼症候群,中毒性表皮壊死症,出血性大腸炎,壊死性腸炎. 〔その他の副作用〕過敏症:発疹,そう痒,蕁麻疹,発熱. 血液:貧血,白血球減少,血小板減少,出血,肺血症,低ガンマグロブリン血症. 肝臓:GPT・GOT・Al-P・LDHの上昇,黄疸,脂肪肝. 腎臓:BUN上昇,血尿,クレアチニンの上昇. 消化器:嘔気,腹痛,下痢,口内炎,食欲不振,嘔吐,舌炎,口唇腫脹,消化管潰瘍・出血,メレナ,イレウス. 皮膚:紅斑,脱毛,光線過敏症,色素沈着,色素脱失,皮下斑状出血.座瘡. 精神神経系:頭痛,意識障害,眠気,目のかすみ,項部緊張,背部痛,しびれ感,味覚異常. 呼吸器:咳嗽,呼吸困難. 生殖器:無精子症,卵巣機能不全,月経不全,流産. その他:倦怠感,動悸,胸部圧迫感,感染症,膀胱炎,耳下腺炎,結膜炎,低タンパク血症.

〔妊〕妊婦又は妊娠の可能性のある婦人には使用しない.

〔乳〕避ける.

〔服薬指導〕食道に滞留して潰瘍を起こすおそれがあるので,多めの水で服用する.

〔作用機序〕
元来は,葉酸代謝拮抗作用に基づく抗悪性腫瘍薬である.本剤はこれを慢性関節リウマチの治療薬としたもので,慢性関節リウマチに対する効果は下記の作用に基づくと考えられる.
1)抗体産生及びリンパ球増殖の抑制
2)血管内皮細胞及び滑膜線維芽細胞の増殖抑制
3)炎症部位への好中球遊走の抑制(一部はアデノシン遊離を介する)
4)マクロファージによるインターロイキン-1(IL-1)産生の抑制
5)ヒト滑膜線維芽細胞によるコラゲナーゼ産生の抑制

〔体内動態〕
Cmax:0.215μM,
Tmax:1.2hr(2mg p.o.)
t1/2:約2hr
F:70%
Vd:0.55L/kg
CL:2.1mL/min/kg
血漿たん白結合率:46%
尿中排泄率:81%
主な代謝物:7-OH-メトトレキサート, ポリグルタメート-メトトレキサート

mw:454.45
mp:185〜204℃(分解)
★黄褐色の結晶性の粉末
[α]20D:+19.0〜24.0°(脱水物)
pKa:4.84, 5.51
★ほとんど溶けない.
油水分配係数:0.0002(n-オクタノール/水)

methotrexate
リウマトレックス
Rheumatrex
(日本ワイスレダリー)
―カプセル:2mg

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