子宮作用薬 |
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名称及び製剤 | 治療に関する項目 | 使用上の注意に関する項目 | 作用機序と体内動態 | 化学構造及び物性 | |
塩酸イソクスプリン |
〔効〕〔用〕(内)(1)月経困難症では1日30〜80mgを3〜4回に分服.子宮収縮抑制(切迫流産・早産)では1日30〜60mgを3〜4回に分服. (2)ビュルガー病,閉塞性動脈硬化症,血栓性静脈炎,静脈血栓症,レイノー病,レイノ―症候群,凍瘡・凍傷,特発性脱疽,糖尿病による末梢血管障害,頭部外傷後遺症に伴う随伴症状:1日30〜80mgを3〜4回に分服. (注)(1)子宮収縮抑制(切迫流・早産,過強陣痛):1回5〜10mgを1〜2時間毎に筋注.月経困難症:1回5〜10mg筋注. (2)末梢血管不全:1回5〜10mgを1日2〜3回筋注(症状が治まったら内服に切り替える). |
〔禁〕(注)脳出血,分娩直後,胎盤早期剥離. 〔慎〕心悸亢進,低血圧,(内)脳出血,分娩直後. 〔相〕併用注意:(1)他のβ-刺激薬との併用により,作用が増強. (2)β-遮断薬との併用により,作用が減弱. 〔副〕悪心,嘔吐,食欲不振,下痢,胃痛,口内炎,舌炎,心悸亢進,血圧低下,頭痛,倦怠感,顔面潮紅,眩暈,ねむけ,発疹,月経過多. 〔妊〕安全性未確立→妊娠12週未満の妊娠には投与しない. 〔備〕海外で点滴静注により新生児に低血糖症,腸閉塞が現れたとの報告あり. |
〔作用機序〕 〔体内動態〕 |
mw:337.85 |
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isoxsuprine HCl |
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ジノプロスト |
<50μg> 〔用〕1回50μgを静注. <1000μg, 2000μg> <分娩時> <腸管蠕動亢進> <治療的流産> |
<分娩時> 〔慎〕緑内障,眼圧亢進,喘息・その既往歴,心疾患,高血圧症. 〔副〕〔重大な副作用〕心室細動,心停止,ショック→中止.喘鳴,呼吸困難→中止. 〔その他の副作用〕血圧上昇・下降,動悸,頻脈,悪心,嘔吐,下痢,頭痛,発熱,手足のしびれ. <1000μg, 2000μg><妊娠末期の使用>〔禁〕骨盤狭窄,児頭骨盤不均衡,骨盤位等の胎位異常,全前置胎盤,オキシトシン,ジノプロスト等を投与中の患者. 原則禁忌:前置胎盤,常位胎盤早期剥離,胎児仮死. 〔慎〕緑内障,眼圧亢進,喘息・その既往歴,心疾患,高血圧症,帝王切開・子宮切開の既往歴,多胎妊娠,経産婦. 〔相〕オキシトシン,ジノプロスト等を前後して使用する場合,過強陣痛を起こしやすい.同時併用しない. 〔副〕〔重大な副作用〕心室細動,心停止,ショック→中止.喘鳴,呼吸困難→中止. 〔その他の副作用〕過強陣痛→中止.胎児仮死徴候→中止. <腸管蠕動亢進>〔禁〕本剤過敏歴.妊婦. 〔慎〕緑内障,眼圧亢進,喘息・その既往歴,心疾患,高血圧症,幼児. 〔副〕〔重大な副作用〕<50μg>の項参照. 〔妊〕子宮収縮作用,動物で催奇形作用→投与しない. <卵膜外投与>〔禁〕前置胎盤,子宮外妊娠,骨盤内感染による発熱,本剤過敏歴. 〔慎〕緑内障,眼圧亢進,喘息・その既往歴,頸管炎・膣炎,心疾患,高血圧症,帝王切開・子宮切開等の既往歴,多胎妊娠,経産婦. 〔相〕オキシトシン,ゲメプロストを前後して使用→異常収縮. 〔副〕<50μg>の項参照. 〔貯〕遮光. |
〔作用機序〕 〔体内動態〕 |
mw:354.49 |
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dinoprost ◆使用上の注意改定指示 |
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ジノプロストンベータデクス |
〔効〕妊娠末期における陣痛誘発・促進. 〔用〕(内)1回0.5mgを1時間ごとに6回服用(1クール),1日1クールまで. |
〔禁〕骨盤狭窄,児頭骨盤不均衡,骨盤位等の胎位異常,前置胎盤,常位胎盤早期剥離,胎児仮死のある患者,オキシトシン,ジノプロスト等を投与中の患者. 〔慎〕緑内障,眼圧亢進,喘息・その既往歴,子宮切開歴,帝王切開歴,多胎妊娠,経産婦. 〔相〕本剤に引き続き他の陣痛促進剤(オキシトシン,ジノプロスト等)を使用する場合は両剤の相乗効果で過強陣痛を起こしやすい.同時併用しない. 〔副〕〔重大な副作用〕過強陣痛,胎児仮死徴候. 〔その他の副作用〕血圧上昇・下降,悪心,嘔吐,下痢,めまい. 〔妊〕動物で催奇形作用→妊娠末期以外は投与しない. 〔貯〕防湿,遮光. 〔注意〕母体・胎児に対する安全性を十分考慮し必要最小限にとどめ,陣痛誘発効果,分娩進行効果を認めた場合は中止. 〔服薬指導〕腟に投与しない. |
〔作用機序〕 |
mw:352.48(ジノプロストンとして) |
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dinoprostone betadex ◆使用上の注意改定指示 |
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ダナゾール |
〔効〕子宮内膜症,乳腺症. 〔用〕(内)(1)子宮内膜症:1日200〜400mgを2回に分服,月経周期第2〜5日より約4箇月連続服用. (2)乳腺症:1日200mgを2回に分服,月経周期第2〜5日より4〜6週連続投与. |
〔禁〕重篤な肝障害・肝疾患・心疾患・腎疾患,診断のつかない異常性器出血,妊婦・その可能性,授乳婦,血栓症既往歴,アンチトロンビンIII,プロテインC,プロテインSなどの凝固抑制因子の欠損又は減少のある患者. 〔慎〕肝障害,肝疾患,心・腎疾患又はその既往,てんかん,片頭痛,糖尿病. 〔相〕ワルファリン,カルバマゼピン,シクロスポリン,タクロリムスの作用を増強. 〔副〕〔重大な副作用〕血栓症,劇症肝炎→中止.肝腫瘍,心筋梗塞,間質性肺炎. 〔その他の副作用〕肝機能異常,発疹・光線過敏症→中止,嗄声,多毛,陰核肥大,浮腫,体重増加,下肢の疼痛,激しい頭痛・嘔吐,吐き気,めまい→中止.座瘡,皮脂の分泌増加,性器出血,乳房縮小,乳頭痛,胃部不快,肩こり,神経過敏,低エストロゲン症状,耐糖能異常,心悸亢進. 〔妊〕女性胎児の男性化→投与しない. 〔乳〕母乳中の移行→投与を避けるか又は授乳を中止. 〔貯〕気密容器. 〔備〕長期投与により肝腫瘍発生との報告あり. 〔服薬指導〕治療期間中はホルモン剤以外の方法で避妊. |
〔作用機序〕 〔体内動態〕 |
mw:337.46 |
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danazol |
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プラステロン硫酸ナトリウム |
〔効〕妊娠末期子宮頸管熟化不全(子宮口開大不全,頸部展退不全,頸部軟化不全)における熟化の促進. 〔用〕(注)1回量100〜200mgを注射用水又は5%ブドウ糖注射液で100mg/10mLの濃度となるように用時溶解.1日1回週2〜3回静注. (腟)妊娠末期の妊婦に1日1回600mg週2回腟深部に挿入. |
〔慎〕胎児の成長が遅れている妊婦,経膣分娩に耐える体力のない妊婦. 〔副〕〔重大な副作用〕(注)ショック→中止. 〔その他の副作用〕(注)悪心,嘔気,嘔吐,下痢,眩暈,耳鳴,手指のしびれ,手の浮腫,湿疹,発疹,血管痛.(腟)そう痒感,腟・外陰部に痛み・灼熱感,腟内分泌物増加,腟・外陰炎. 〔妊〕動物で胎仔致死作用→妊娠初期に投与しない. 〔備〕本剤(注)投与後に胎児に徐脈が現れたとの報告あり. 〔服薬指導〕(腟)自宅で副作用発現時できるだけ早く来院し来院後腟内洗浄等の処置を行う. |
〔作用機序〕 〔体内動態〕 |
mw:426.51 |
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sodium prasterone sulfate ◆使用上の注意改定指示 |
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マレイン酸メチルエルゴメトリン |
〔効〕子宮収縮の促進,子宮出血の予防・治療(胎盤娩出後),子宮復古不全,流産,人工妊娠中絶. 〔用〕(内)1日0.25〜1.0mgを2〜4回に分服. |
〔禁〕妊婦,妊娠している可能性,児頭娩出前,本剤・麦角製剤過敏歴,重篤な虚血性心疾患又はその既往歴,敗血症. 〔慎〕高血圧症,妊娠中毒症,心疾患・閉塞性血管障害,肝・腎疾患. 〔副〕〔重大な副作用〕心筋梗塞,狭心症,肝動脈れん縮,房室ブロック→中止. 〔その他の副作用〕発疹→中止,悪心・嘔吐,腹痛,血圧上昇,血圧低下,頻脈,徐脈,頭痛,眠気,眩暈,口渇,耳鳴,興奮,胎盤嵌頓,胸部圧迫感,胸痛. 〔備〕過量投与時一般的な薬物除去法. 〔妊〕子宮収縮作用→投与しない. 〔乳〕母乳中へ以降. 〔貯〕遮光. |
〔作用機序〕 |
mw:455.51 |
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methylergometrine maleate メテルギン Methergin (ノバルティス) ―錠:0.125mg |
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塩酸リトドリン |
〔効〕(内)切迫早産,切迫流産. (注)緊急に治療を必要とする切迫早産,切迫流産. 〔用〕(内)1日15mgを3回に分服. (注)50mgを5%ブドウ糖又は10%マルトース500mLに希釈し50μg/分から点滴静注を開始,通常50〜150μg/分で有効,200μg/分まで. |
〔禁〕強度の子宮出血,子癇,前期破水例のうち子宮内感染合併例,常位胎盤早期剥離,子宮内胎児死亡,妊娠の継続が危険と判断される場合,重篤な甲状腺機能亢進症・高血圧症・心疾患・糖尿病・肺高血圧症,重篤な本剤成分過敏症,妊娠16週未満の妊婦. 〔慎〕甲状腺機能亢進症,高血圧症,心疾患,糖尿病,肺高血圧症,カリウム減少性利尿薬(チアジド類)投与中,本剤成分過敏症,筋緊張性ジストロフィー等の筋疾患・その他既往歴. 〔相〕(1)β-刺激薬で作用増強. (2)β-遮断薬で作用減弱. (3)(注)コルチコステロイドとの併用で肺水腫. (4)(注)硫酸マグネシウムでCPK上昇. 〔副〕〔重大な副作用〕横紋筋融解症→中止,新生児腸閉塞.(注)のみ.不整脈→中止,肺水腫→中止,新生児心室中隔壁肥大. 〔その他の副作用〕肝機能障害→減量,発疹・そう痒→中止,心電図異常・顔面疼痛・胸部不快感・息苦しさ・上室性頻拍・動悸・頻脈→減量.しびれ感,頭痛,四肢末梢熱感,発汗,眩暈,嘔吐,便秘,血小板減少,一過性血糖上昇,CPK上昇. 〔妊〕妊娠16週未満では安全性未確立→投与しない. 〔乳〕出産直前に本剤を投与した場合,出産直後の授乳を避けることが望ましい. 〔小児〕胎児に頻脈・不整脈,新生児に頻脈・可逆的な心室中隔壁肥大・低血糖・腸閉塞. 〔貯〕(注)5℃以下.(内)遮光. |
〔作用機序〕 〔体内動態〕 |
mw:323.82 |
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ritodrine HCl ◆使用上の注意改定指示 |
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