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ビタミンK


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名称及び製剤 治療に関する項目 使用上の注意に関する項目 作用機序と体内動態 化学構造及び物性
フィトナジオン(局)

〔効〕(1)ビタミンK欠乏症の予防・治療:各種薬剤(クマリン系抗凝血薬,サリチル酸,抗生物質など)投与中に起こる低プロトロンビン血症,胆道・胃腸障害に伴うビタミンK吸収障害,新生児低プロトロンビン血症,肝障害に伴う低プロトロンビン血症. (2)ビタミンK欠乏が推定される出血.

〔用〕(内)1日5〜15mgを食後1〜3回に分服. 新生児出血予防:母体に1日10mg. 薬剤性低プロトロンビン血症:1日20〜50mgを分服. (注)1日5〜15mg, 新生児出血の予防:母体に対し10mg, 薬剤投与中に起こる低プロトロンビン血症など:20〜50mgを皮下・筋注・静注. 新生児出血の予防:生後直ちに1日0.5〜2mgを皮下・筋注.

〔禁〕(注)本剤過敏症,ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油含有医薬品過敏歴.

〔慎〕アレルギー体質,薬剤過敏症の既往歴.

〔相〕クマリン系抗凝血薬(ワルファリン)の作用減弱.

〔副〕(注)血圧降下,胸内苦悶,呼吸困難→中止,発疹→中止,悪心,嘔吐,軟便,大量・長期投与により高ビリルビン血症. (注)発疹,顔面潮紅→中止.

〔貯〕遮光.

〔備〕(注)ゆっくり静注する.アルカリ性薬剤との配合に注意(褐変,含量低下).

〔高齢〕注意(生理機能低下のため減量等).

〔妊〕末期の大量投与回避(新生児等に高ビリルビン血症,核黄疸).

〔小児〕新生児・未熟児. (注)大量投与回避(高ビリルビン血症,核黄疸).

〔作用機序〕
肝臓で第II因子(プロトロンビン),第VII因子(安定因子),第IX因子(抗血友病B因子),第X因子(スチュアート因子)の生合成を促進して,凝血機能を正常化する.

mw:450.70
★黄色〜だいだい黄色の澄明な粘性の液で,においはない.
★ほとんど溶けない.
★光によって徐々に分解し,着色が強くなる.

phytonadione
カチーフN
Kativ-N
(日本製薬,武田)
ケーワン
Kaywan
(エーザイ)
―散:1g中10mg
―錠:5mg, 10mg
―カプセル:10mg, 20mg
―注:1mL中10mg, 3mL中30mg, 5mL中50mg
pH:6.0〜7.0
浸透圧比(生理食塩液対比):約2
添加物:ベンジルアルコール, ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50(カチーフN)
pH:5.0〜6.0
浸透圧比(生理食塩液対比):約5
添加物:ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60, プロピレングリコール, ブドウ糖, ゴマ油(ケーワン)

メナテトレノン

〔効〕〔用〕(内)新生児低プロトロンビン血症,分娩時出血:妊婦に分娩1週間前より1日20mgを連日投与. 新生児低プロトロンビン血症,新生児出血症:1日1回2mgを投与,最大6mgまで. 抗生物質投与中に起こる低プロトロンビン血症:1日20mgを2回食後分服.

―N注
〔効〕胆道閉塞・胆汁分泌不全による低プロトロンビン血症,新生児低プロトロンビン血症,分娩時出血クマリン系抗凝固薬投与中に起こる低プロトロンビン血症.

〔用〕成人には1日1回10〜20mg静注,新生児低プロトロンビン血症には生後直ちに1回1〜2mg静注し,また症状に応じて2〜3回反復静注.

〔禁〕(注)本剤過敏歴.

〔慎〕(注)本人・血族にアレルギー体質,薬物過敏歴.

〔相〕クマリン系抗凝血薬(ワルファリン)の作用減弱.

〔副〕(注)血圧降下,胸内苦悶,呼吸困難→中止,発疹,悪心,嘔吐→中止. (注)顔面潮紅,遅発性の硬結. (内)胃部不快感,下痢.悪心,嘔吐.

〔貯〕遮光,シロップ開封後10℃以下.

〔出生後早期の新生児への投与〕シロップ:本剤はシロップ剤に高浸透圧になっているため,出生後早期の新生児への投与は白湯で10倍に薄めるか,または哺乳確立後に投与を行うこと.

〔重要な基本的注意〕
―N注:経口ビタミンK製剤の効果が期待できない場合にだけ投与を考慮する.
―N注:本剤の適用対象となる新生児低プロトロンビン血症は,例えばトロンポテスト値20%以下又はヘパプラストンテスト値30%以下の症例をいう.

〔適用上の注意〕
―N注:点滴静注を行う場合には,日本薬局方生理食塩液又は5%ブドウ糖液で希釈し,単独の点滴ラインで持続投与する.

〔作用機序〕
ビタミンK2である.フィトナジオン参照.フィトナジオンは生体内で本剤に変換されて,真の活性を示す.本剤はそのままの形で働くため,他のビタミンK群に比べ効果の発現が速やかで強力.

〔体内動態〕
Cmax:322ng/mL,
Tmax:4.9hr(30mg p.o.)
血漿たん白結合率:97.3%

mw:444.66
mp:34〜38℃
★黄色の結晶又は油状の物質で,におい及び味はない.
★ほとんど溶けない.
★光,アルカリによって分解し,着色が強くなる.

menatetrenone
ケイツー
Kaytwo
(三生,エーザイ)
―カプセル:5mg
―シロップ:1mL中2mg
添加物:ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60, プロピレングリコール, パラオキシ安息香酸エチル, 安息香酸ナトリウム, 香料.
―N注:2mL中10mg
pH:6.0〜8.0
浸透圧比:約3
添加物:精製ダイズレシチン, ゴマ油, 濃グリセリン, D-ソルビトール, アミノエチルスルホン酸

グラケー
Glakay
(エーザイ)
―カプセル:15mg

〔効〕骨粗鬆症における骨量・疼痛の改善.

〔用〕1日45mgを3回に分服.

〔禁〕ワルファリンカリウム投与中.

〔副〕胃部不快感,悪心,嘔吐,下痢,腹痛,消化不良,発疹,発赤,そう痒,頭痛,肝・腎機能障害,口渇,食欲不振,口内炎,ふらつき,めまい,浮腫.

〔妊〕安全性は確立していない.

〔乳〕安全性は確立していない.

〔小児〕安全性は確立していない.

〔貯〕遮光.

〔服薬指導〕空腹時投与で吸収が低下するので,必ず食後に服用する.
本剤は脂溶性であるため,食事に含まれる脂肪量が少ない場合は吸収が低下する.

〔重要な基本的注意〕
厚生省「老人性骨粗鬆症の予防及び治療法に関する総合的研究班」の診断基準(骨量減少の有無,骨折の有無,腰背痛の有無などの総合による)等を参考に骨粗鬆症との診断が確立し,骨量減少,疼痛がみられる患者を対象とすること.

〔作用機序〕
メナテトレノンは骨芽細胞に直接作用し,骨基質たんぱく質であるオステオカルシンのγ-カルボキシグルタミン酸残基を生成(Gla化)すると共に,骨形成を促進することにより骨代謝回転を高める.同時に骨吸収を抑制し,骨粗鬆症の骨代謝の不均衡を改善し,骨量の維持作用を示す.

〔体内動態〕
Cmax:253ng/mL,
Tmax:4hr(15mg p.o., 食後)
t1/2:3.9hr
F:16%
血漿たん白結合率:97%
尿中には未変化体は検出せず,糞中には14.9%排出.
主な代謝物:グルクロン酸抱合体

 

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