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その他の血液用薬


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名称及び製剤 治療に関する項目 使用上の注意に関する項目 作用機序と体内動態 化学構造及び物性
アデニン

〔効〕放射線曝射・薬物による白血球減少症.

〔用〕(内)1日20〜60mgを服用.(注)1日10〜120mgを添付の緩衝液を加えて直ちに筋注・静注.

〔禁〕痛風,尿路結石,本剤過敏歴.

〔慎〕腎障害,高尿酸血症.

〔副〕高尿酸血圧,痛風,尿路結石,急性腎不全→減量,休薬,過敏症→中止,便秘.

〔作用機序〕
白血球産生促進作用.骨髄細胞のRNA,DNAによく取り込まれ,核酸合成に利用される.白血球減少症用プリン塩基.

mw:135.13
mp:約360℃(分解)
★白色の結晶又は結晶性の粉末で,におい及び味はない.
pKa:4.1, 9.8
★極めて溶けにくい.

adenine
ロイコン
Leucon
(三共)
―錠:10mg
―注:2mL中20mg(緩衝液添付)
pH:約1.5(ロイコン注射液), 約9.0(緩衝液)→混合:約6.0
浸透圧比(生理食塩液対比):約1

セファランチン

〔効〕〔用〕(1)放射線による白血球減少:(内)1日3〜6mgを2〜3回に分服. (注)1日1回5〜10mgを皮下・静注. (2)円形脱毛症・粃糠性脱毛症:(内)1日1.5〜2mg. (注)1回10mgを週2回皮下・静注. (3)気管支喘息:(内)1日1mg. (注)1回1mgを週1回静注. (4)滲出性中耳カタル:(注)1日1回2〜5mgを皮下・静注. (5)マムシ咬傷:(注)1日1回1〜10mgを静注.

〔副〕(内)過敏症→中止,食欲不振,胃部不快感,下痢. (注)頭痛,悪心,発疹,発熱→中止.

〔貯〕遮光.室温保存.

〔作用機序〕
白血球産生促進作用.血液幹細胞に働き,造血機能回復を促進する.

タマサキツヅラフジ抽出アルカロイド
★淡黄色の粉末.わずかに特異のにおいがあり,味は苦い.
★ほとんど溶けない.

cepharanthin
(化研生薬)
―散:1g中1mg, 10mg
―錠:1mg
―注(劇):1mL中5mg, 2mL中10mg
pH:2.5〜3.5
浸透圧比(生理食塩液対比):約2

フィルグラスチム

〔効〕〔用〕(注)次の場合の好中球増加促進.好中球数5000/mm3以上で減量・中止. (1)骨髄移植:移植日又は5日後より1日1回300μg/m2を点滴. (2)癌化学療法による好中球減少症.急性白血病:1日1回200μg/m2を静注.出血傾向のない場合1日1回100μg/m2を皮下注. 悪性りんぱ腫,小細胞肺癌,胚細胞腫瘍,神経芽細胞腫,小児癌:1日1回50μg/m2を皮下注.皮下注が困難な場合は1日1回100μg/m2を静注. その他の癌腫:好中球数1000/mm3未満で発熱あるいは好中球数500/mm3未満で1日1回50μg/m2を皮下注.皮下注が困難な場合は1日1回100μg/m2を静注. (3)骨髄異形成症候群:好中球数1000/mm3未満に対して1日1回100μg/m2を点滴. (4)再生不良性貧血:好中球数1000/mm3未満に対して1日1回400μg/m2を点滴. (5)先天性・特発性好中球減少症:好中球数1000/mm3未満に対して1日1回50μg/m2を点滴. (6)ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の治療に支障をきたす場合:好中球数1000/mm3未満で対して1日1回200μg/m2を点滴. 乳癌・尿路上皮癌・頭頚部癌(発熱性好中球減少症又は高度な好中球減少症):好中球数1000/mm3未満で,発熱(38℃以上)があるとき,1日1回50μg/m2を皮下注.

〔禁〕本剤,他の顆粒球コロニー形成刺激因子製剤に過敏歴.骨髄性白血病(骨髄中の芽球が十分減少していない場合,末梢血中に骨髄芽球が存在する場合).

〔慎〕薬物過敏歴,アレルギー素因.

〔副〕〔重大な副作用〕ショック,間質性肺炎,急性呼吸窮迫症候群,芽球の増加. 〔その他の副作用〕骨痛.Al-P・LDHの上昇.

〔貯〕10℃以下,禁凍結.

〔作用機序〕
顆粒球コロニー形成刺激因子(G-CSF)製剤.好中球前駆細胞から成熟好中球までの細胞の受容体に特異的に結合し,好中球前駆細胞の分化増殖を促進,成熟好中球の機能を亢進.

〔体内動態〕
Cmax:9.3ng/mL,
Tmax:30min(1.0μg/kg d.i., 30min)
Cmax:1.7ng/mL,
Tmax:3.3hr(1.0μg/kg s.c.)
t1/2:1.4hr(d.i.),
 2.2hr(s.c.)

mw:18,798.88
★175個のアミノ酸残基からなるたん白質.
★無色澄明の液で,においはないか又はわずかに特異なにおいがある.
★ヒト膀胱細胞由来の顆粒球コロニー形成刺激因子に対応する遺伝子の発現により,組換え体で産生される.

filgrastim
グラン
Gran
(三共,キリンビール)
0.3mL中75μg
0.6mL中150μg
1.2mL中300μg
pH:3.7〜4.3
浸透圧比(生理食塩液対比):約1
添加物:ポリソルベート80, D-マンニトール

レノグラスチム

〔効〕〔用〕(注)次の場合の好中球増加促進.好中球数5000/mm3以上で減量・中止. (1)骨髄移植:移植日又は5日後より1日1回5μg/kgを点滴. (2)癌化学療法による好中球減少症.急性骨髄性白血病,急性リンパ球性白血病:1日1回5μg/kgを静注.出血傾向のない場合は1日1回2μg/kg皮下注. 悪性りんぱ腫,小細胞肺癌,胚細胞腫瘍,神経芽細胞腫,小児癌:1日1回2μg/kgを皮下注.皮下注が困難な場合は1日1回5μg/kgを静注. その他の癌腫:好中球数1000/mm3未満で発熱あるいは好中球数500/mm3未満で1日1回2μg/kgを皮下注.皮下注が困難な場合は1日1回5μg/kgを静注. (3)骨髄異形成症候群,再生不良性貧血:好中球数1000/mm3未満に対して1日1回5μg/kgを静注. (4)先天性・特発性好中球減少症:好中球数1000/mm3未満に対して1日1回2μg/kgを皮下注・静注. (5)急性りんぱ性白血症:好中球数1000/mm3未満に対して1日1回5μg/kgを点滴.又は2μg/kgを皮下注.小児1日1回5μg/kgを点滴. (6)免疫抑制療法(腎移植):好中球数1500/mm3未満に対して1日1回2μg/kgを皮下注. (7)ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の治療に支障を来たす場合:好中球数1000/mm3未満に対して1日1回5μg/kgを静注.

〔禁〕本剤,他の顆粒球コロニー形成刺激因子製剤過敏歴.骨髄中の芽球が十分減少していない骨髄性白血病患者.末梢血液中に芽球の認められる骨髄性白血病患者.

〔慎〕薬物過敏歴,アレルギー素因,肝・腎・心肺機能の高度障害.

〔副〕〔重大な副作用〕ショック,間質性肺炎,芽球の増加,成人呼吸窮迫症候群. 〔その他の副作用〕肺水腫,呼吸困難,低酸素血症.

〔貯〕10℃以下,禁凍結.

〔作用機序〕
白血球のうち好中球の産生を促進.フィルグラスチムに準ずる.G-CSF製剤.

〔体内動態〕
Cmax:90pg/mL,
Tmax:3.5〜4.5hr(10μg s.c.)
Cmax:152pg/mL,
Tmax:3.5〜4.5hr(20μg s.c.)
t1/2:0.4〜1.0hr(i.v.),
 4.4〜5.4hr(s.c.)
Vd:2,7〜5.3L(i.v.)
CL:1.7〜4.2L/hr(i.v.)
尿中排泄率:検出限界以下

mw:約20,000
★174個のアミノ酸残基からなる糖たん白質.
★ヒト口腔底細胞のmRNAに由来するヒト顆粒球コロニー形成刺激因子cDNAの発現により,チャイニーズハムスター卵巣細胞で産生される.

lenograstim
ノイトロジン
Neutrogin
(中外)
―注:1V中50μg, 100μg, 250μg
(各溶解液付)
用時溶解
pH:6.0〜7.5
浸透圧比(生理食塩液対比):約1(1V中50μg, 100μg), 約1〜2(1V中250μg)
添加物:モノラウリン酸, ポリオキシエチレンソルビタン, ヒト血清アルブミン, D-マンニトール


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