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経腸栄養剤(成分栄養剤)


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名称及び製剤 治療に関する項目 使用上の注意に関する項目 作用機序と体内動態 化学構造及び物性

アミノレバンEN
Aminoleban EN
(大塚)
―末:1包50g(200kcal)

〔効〕肝性脳症を伴う慢性肝不全患者の栄養状態の改善.

〔用〕(内)1回1包(50g)を約180mLの水又は温湯に溶かし1日3回食事と共に服用.

〔副〕発疹・そう痒感→中止,下痢→中止,黄疸,GOT・GPT上昇,偽アルドステロン症,代謝性アシドーシス,高アンモニア血症,血糖値上昇,低K血症,浮腫,頭痛・頭重感,四肢麻痺.

〔服薬指導〕専用のフレーバー別売.果物の生ジュースとの混合でゲル化.調製後は冷所保存,10時間以内に使用.

〔作用機序〕
血漿中の遊離アミノ酸濃度パターンが改善されることにより,脳内アミン代謝異常及びそれに伴う肝性脳症症状が改善される.

別表1参照

エレンタール
Elental
(味の素,ヘキスト・マリオン・ルセル)
―末:1包80g(300kcal)

◆使用上の注意改定指示
H12/12/01

〔効〕栄養管理:未消化態たん白を含む経管栄養剤の適応困難時の術後,腸内の清浄化を要する疾患,術直後,消化管異常病態下(縫合不全,短腸症候群,各種消化管痩など),消化管特殊疾患時(クローン病,潰瘍性大腸炎,消化不全症候群,膵疾患,たん白漏出性腸症など),高カロリー輸液の適応困難(広範囲熱傷など).

〔用〕(内)常水・微温湯で80gを300mL(1kcal/mL)に調製,鼻腔ゾンデ,胃・腸瘻から十二指腸・空腸内に75〜100mL/時で24時間持続注入,又は1〜数回に分服. 初期量:1日60〜80gを0.5kcal/mLで開始.4〜10日後に,標準量:1日480〜640g.

〔禁〕重症糖尿病,ステロイド大量投与による糖代謝異常.妊娠3か月以内又は妊娠希望婦人のビタミンA 5,000IU/日以上の投与.アミノ酸代謝異常.

〔慎〕小腸広範囲切除による短腸症候群.

〔副〕下痢,腹部膨満感,GOT・GPT・Al-Pの上昇,血中尿素窒素上昇・血糖値上昇.

〔服薬指導〕調製後12時間以内に使用.

〔作用機序〕
消化器系手術侵襲に伴い代謝異常及び消化吸収能の減少が惹起された時に有効.

エレンタールP
Elental P
(味の素,ヘキスト・マリオン・ルセル)
―末:1包80g(312kcal)

◆使用上の注意改定指示
H12/12/01

〔効〕新生児及び乳幼児(原則として2歳未満)の栄養管理:小腸切除,回腸瘻造設などによる消化吸収障害,悪性腫瘍,心疾患術後,難治性下痢,術前に腸管内の清浄化,消化管術後で未消化態たん白を含む栄養物による栄養管理が困難,ヒルシュスプルング病(short segment)の保存療法,胆道閉鎖,栄養障害などで未消化態たん白を含む栄養物による栄養管理が困難な場合.

〔用〕(内)水又は微温湯に溶解.経口は1日数回に分服,経管投与は1日24時間持続的に投与. 維持量:1歳未満20〜30g/kg. 1歳〜2歳15〜25g/kg. 初期量:3〜10g/kgで投与開始3〜10日で維持量に達する. 濃度:0.4〜0.6kcal/mLで開始,維持期は0.7〜0.8kcal/mL.

〔禁〕フェニルケトン尿症などのアミノ酸代謝異常.

〔慎〕小腸広範囲切除等による短小腸,難治性下痢,未熟児.

〔副〕下痢,著しい下痢によりときに電解質異常,腹部膨満,嘔吐,便秘,嘔気,GOT・GPT上昇,貧血,発熱.

〔服薬指導〕開封後は1週間以内,溶解後は6時間以内(冷所で30時間以内)に使用.

〔作用機序〕
新生児・乳幼児の代謝機能の未熟性と栄養所要量などを考慮した栄養補給剤.

エンシュア・リキッド
Ensure Liquid
(明治乳業,ダイナボット,大日本)
―液:1缶250mL(250kcal), 1バッグ500mL(500kcal)

◆使用上の注意改定指示
H12/12/01

〔効〕術後の栄養保持,長期にわたり経口的食事摂取が困難な場合の経管栄養補給.

〔用〕(内)標準量:1日1500〜2250mLを経管では100〜150mL/hr,また経口では数回に分けて投与. 初期量:標準量の1/3〜1/2量とし,水で倍量に希釈する.

〔禁〕牛乳たん白アレルギー,妊娠3か月以内又は妊娠希望婦人へのビタミンA 5000単位/日以上の投与.

〔慎〕短腸症候群などの高度の腸管機能障害,糖代謝異常,水分補給に注意を要する患者(昏睡,意識不明,口渇の訴え困難,高熱,重篤な下痢,腎障害).

〔副〕下痢,腹部膨満感,腹痛,嘔吐,胸やけ,K・血中尿素窒素上昇,過敏症→中止.

〔服薬指導〕開缶後は冷所保存,48時間以内に使用.

〔作用機序〕
高カロリー経腸栄養剤.

別表1参照

エンテルード
Enterued
(テルモ)
―末:1包100g(400kcal)

◆使用上の注意改定指示
H12/12/01

〔効〕術後の栄養保持,長期にわたり経口的食事摂取が困難な場合の経管栄養補給.

〔用〕(内)1日400〜600gを常水・微温湯(40℃以下)で1kcal/mL(小児0.8kcal/mL以下)に調製し12〜24時間で経管投与,又は1〜数回に分服.開始時は1日50〜100gを0.5kcal/mL(小児0.4kcal/mL)の濃度で100mL/hr以下で投与.

〔禁〕重症糖尿病,ステロイド大量投与による糖代謝異常,肝性昏睡・そのおそれ,重篤な腎障害,先天性アミノ酸代謝異常,腸管機能が残存していない患者,機械的腸閉塞,急性膵炎,妊娠3か月以内又は妊娠希望婦人へのビタミンA 5000単位/日以上の投与.

〔慎〕短腸症候群などの高度の腸管機能障害,消化吸収能の極度の低下(長期間の経中心静脈栄養),麻痺性腸閉塞,末期癌,投与前からの重度消化器症状,高度の手術侵襲

〔副〕下痢,血清GOT・GPT上昇,血糖値上昇.

〔服薬指導〕(1)調製後12時間以内に使用. (2)卵白由来のdi-, tripeptideをたん白源とする低残渣・易吸収性の消化態経腸栄養剤.

〔作用機序〕
高カロリー経腸栄養剤.

クリニミール
Clinimeal
(森永,エーザイ)
―末:1包89g(400kcal)

◆使用上の注意改定指示
H12/12/01

〔効〕術後の栄養保持,長期間経口摂取困難な場合の経管栄養補給.

〔用〕(内)1包89gに温湯340mLを加えて1kcal/mL液を調製,1〜数回に分服.100mL/hrで経鼻管・胃痩・腸瘻投与. 初期量:1日120〜260gを0.5kcal/mLで開始. 標準量:1日350〜530g.

〔慎〕水分量不足(昏睡,意識不明,口渇の訴え困難,腎障害,高熱).水分量過多(腎障害).

〔副〕下痢→減量・中止,腹部膨満感,腹痛,BUNの上昇.

〔服薬指導〕調製後2時間以内,開封後1週間以内に使用.

〔作用機序〕
高カロリー経腸栄養剤.

ベスビオン
Besvion
(雪印,藤沢)
―末:1包90g(400kcal), 1包45g(200kcal)

◆使用上の注意改定指示
H12/12/01

〔効〕経口摂取困難な場合の経管栄養補給:消化管手術後早期,手術前経口摂取困難,癌による悪液質,消化管の特殊な病態(各種消化管瘻,消化管縫合不全,クローン病,潰瘍性大腸炎など).

〔用〕(内)1包90gを温湯(約50℃)340mLに溶かす.経管により胃・十二指腸・空腸内に1日4〜6回,100〜150mL/時の速度で注入,又は数回に分けて経口投与. 標準量:成人1日360〜540g, 小児10〜24g/kg. 初期量:標準1日量の1/5を0.5kcal/mLに調製し,速度100mL/時前後で開始,3〜5日後に標準量に達する.

〔禁〕妊娠3か月以内又は妊娠希望婦人へのビタミンA 5000単位/日以上の投与.

〔慎〕短腸症候群,イレウス,重症糖尿病などの糖代謝異常疑い,水分の補給に注意を要する患者(昏睡状態,意識不明,口渇の訴え困難,高熱,脱水症状,腎障害)..

〔副〕下痢,腹部膨満感,腹痛→減量・中止.

〔服薬指導〕調製後8時間以内に使用.凍結を避け,25℃以下で保存.

〔作用機序〕
高カロリー経腸栄養剤.

〔体内動態〕
尿中排泄率:
トリカプリリン 4.0%
デキストリン 4.5%
塩酸ピリドキシン 47.1%
メチル化α-カゼイン 16.3%


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